アルゼンチン留学体験談

アルゼンチン留学体験談

私がアルゼンチンに来て半年が経ちました。アルゼンチンは日本の正反対にあり時差もちょうど12時間差です。季節も逆になります。まず私がアルゼンチンに行くことを決めた理由を話したいと思います。元々私はスペイン語に興味があり、学びたいと思っていました。そのためどこかスペイン語圏に行きたいと考えていたところ、アルゼンチンは南米の中でも比較的治安がいいと言われていたため、この国に決めました。
私が滞在しているのは第二の都市、コルドバにあるトランシトという小さな町です。この町の家はほとんどが1階建てで建物自体も低いので空がとても広く感じます。そしてどこの家にもあるのはアサドールというアサードを焼くための釜のような物です。アサードとはアルゼンチンの食べ物で分厚い肉を焼いて食べます。私の家族は毎週週末には親戚などで集まりアサードを食べています。そのためほとんどの家に広いお庭があったり大勢で食べるためのスペースがあります。
家族構成はホストマザー、ホストファザー、ホストブラザー、ホストシスターの4人家族です。ペットは犬1匹と猫2匹です。ホストブラザーは18歳、ホストシスターは14歳なので同じクラスではありません。
学校はミゲルカネという名前で、私がステイしているところから歩いて1分で着く場所にあります。学校は1学年1クラスで私の学年は35人います。私は日本の高校2年生にあたるところにいます。初めてこの学校に行った日、多くの人が周りに集まって来て沢山の質問をされました。時には学校や町で歩いている時に私の名前を呼ばれたりもします。私はほとんどスペイン語を聞き取ることも話す事もできませんでしたが、英語を話せる2人のクラスメイトが色々な事を教えてくれました。スペイン語に慣れるまでなかなかクラスメイトと意思疎通が出来ず苦労しました。しかしホストファミリーやいつも仲良くしてくれている友達がとてもたくさんの事を教えてくれ、毎日楽しく過ごしています。学校は午前7時15分から始まり、午後1時に終わります。学校には売店のような物があり、私はいつもビスコーチョという小さいパンのような物を食べています。その他にもアルファフォールやトゥロンなど甘いものもあります。学校から帰ったら昼食を家族全員で食べます。
そのあとはシエスタという昼寝の時間があります。その後はホストシスターと近所を散歩したり、クラスメイトとマテ茶を飲んだりします。私がこの国に来て驚いた事は、学校の中に野良犬が入ってくるという事とマテ茶をたくさん飲む事です。友達と集まった時は必ず飲みます。そして学校でのお出かけでバスに乗っている時も飲みます。なのでここの人々はマテ茶の茶葉と砂糖とお湯がセットになっているカバンをよく持ち歩いています。
アルゼンチンは独特な文化があり最初は驚くことばかりですが、ここでの生活は学ぶことも多くとても価値のあるものだと感じます。