アイルランド留学体験談

アイルランド留学体験談

私の学校はアイルランドの第二の都市コークからほど近いところにあり、寮に滞在しています。部屋は13人部屋。アイルランド人4人、スペイン人5人、ドイツ、スイス、メキシコがそれぞれ1人ずつ、そして、私です。部屋には、二段ベッドと棚が並んでいます。共有スペース(common room)には、冷蔵庫、電子レンジ、電気ポット、トースターが置いてあり、自由に使うことができます。学校と寮は同じ敷地内にあるので、休み時間などは、寮に帰ってきてくつろぐこともできます。

学校は、基本的に、月曜から金曜の9時から4時まで。水曜日のみ1時半に終わります。学校が終わった後は、街に出掛けたり、部活をしたりなど、様々です。私は、月曜か火曜はアートクラブに行き、それ以外は、友達と街に出掛けたりしています。夕食が終わったら、勉強時間があります。20分の休憩も含み、6:50から9:30まであります。ちなみに私は6:50から7:30の間は、月曜日はバドミントン、火曜日は卓球をしています。
寮の良さは、友達を作りやすいことと、いつでも英語が話せるところです。例えば、消灯後は、友達と会話を楽しむ時間。最初は、全く聞き取れず、分かりませんでしたが、徐々に会話の内容が分かってきて、会話に参加できるようになった時は、本当に嬉しかったです。また、普段の学校生活で出会わない他学年の子達とも仲良くなれます。私の学校は数学がかなりハイレベルで、自力ではついていけないので、よく上の学年の子達に教えてもらっています。また、土日の寮は特に楽しいです。7日間の寮生は、20人程度しかいないので、学年関係なく皆仲良しです。映画やボーリング、ゴーカート、ショッピングなど、毎週末、様々なことをします。また、週末の寮生は、ほとんどが留学生なので、語学学校のような雰囲気を味わうことができます。留学生というのもあって、皆英語を積極的に話そうとするため、会話する機会が増え、自分の英語力も伸びやすくなります。
長期休暇など寮が閉まる期間は、ホストファミリーの家に行きます。ホストファミリーの家での生活も本当に楽しいです。短期間でも、本当の家族のように大事にしてくれます。ホストマザーはドレスデザイナーで、ハロウィンには、私のためにドレスを作ってくれて、一緒に街を歩きました。

学校では、私はトランジションイヤーという学年にいるので、授業は、ビデオ観賞や、それについての議論、プレゼンテーションなどが多いです。留学生にとって、本当に英語力が伸びやすい環境です。最初はかなり難しかったですが、徐々に議論の内容が分かるようになってきましたし、簡単な言葉で、意見を言うこともできるようになりました。また、この学年では、学校外でのアクティビティも多くあります。その一例が、職場体験です。私は、レストランで職場体験をしました。注文を取ったり、食べ物を運んだり、お皿を洗ったりなどほとんど全てのことを体験しました。アイルランドの接客業はかなりフレンドリーなので、お客さんと話す機会も多々ありました。本当に貴重な体験ができたと思います。この学年で、この学校で、この国で、本当にたくさんの人と出会い、日本では出来ない経験をたくさんし、英語力はもちろん、人としての成長を日々実感しています。